[2021/3/15]FX最新情報

【市場概況】東京為替見通し=ドル円、今週の日米金融政策決定を控えて動意に乏しい展開か

12日のニューヨーク外国為替市場でドル円は、欧州市場で109.17円まで続伸した後、高値圏で底堅く推移した。
ユーロドルは、欧州市場で1.1910ドルまで下落後、下げ渋る展開となった。ユーロ円は欧州市場で130.39円まで上昇後、高値圏で堅調に推移した。

 本日の東京外国為替市場のドル円は、16-17日に開催される米連邦公開市場委員会(FOMC)や18-19日に開催される日銀金融政策決定会合を控えて動意に乏しい展開が予想される。

 先週末のドル円は109.17円まで上昇したが、買いの主体はマクロ系ヘッジファンドだったと言われている。おそらく、3月末の四半期決算に向けて、日銀の金融政策の点検で上場投資信託(ETF)の買い入れ金額に幅を持たせることや日経平均株価型の除外の可能性があること、ドル建て日経平均株価が下落基調にあることから、手仕舞いの日本株売り・円売りに動いているのではないだろうか。ドル建て日経平均株価は、今年2月16日に288ドル台まで上昇した後、先週末には273ドルまで下落している。

 さらに、投資筋のポジションを推測できるIMM通貨先物の非商業(投機)部門取組のネット円買い持ちポジションは、ピーク時の1月12日の50520枚(※1月6日安値102.59円)から3月9日には6514枚まで減少しており、最近のCTA(商品投資顧問業者)などのドル買い・円売りを裏付けている。

 3月のドル円相場は、期末決算に向けた本邦機関投資家のレパトリエーション(国外滞留資金の本国環流)などで円高傾向に推移しており、昨年の3月期末のドル円の仲値は108.83円付近を念頭にして上値が重い展開となる可能性にも要警戒となる。

 11時に発表される2月中国鉱工業生産の予想は前年比+30.0%で、昨年12月の前年比+4.6%から大幅に改善することが見込まれているが、昨年2月は新型コロナウイルス感染を受けて、前年比-13.5%に落ち込んでいたことの反動増となる。2月中国小売売上高の予想は前年比+32.0%で、昨年12月の前年比+7.3%から大幅に改善することが見込まれているが、昨年2月の前年比-20.5%からの反動増となる。

 ドル円の注文状況は、上値には、109.20円にドル売りオーダー、109.30-40円には断続的にドル売りオーダー、超えるとストップロス買い、109.50円にはドル売りオーダーが控えている。下値には、108.70円にドル買いオーダーが控えている。

為替ドットコム引用